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2008年
03月
08日
(土)
23:53*!> >
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「はぁ・・・ついに降格しちゃったよ・・・」
深夜も真只中の夜の街を歩く一人の少年がため息と共に呟く。 俯き気味の横顔や寂しげな背中が落胆の色を色濃く映している。 染めているのか、珍しい白色の髪や白い肌が奇抜ながらも儚げな印象を持たせる。 彼は、この世に二人と居ない ――悪魔だった―― しかし、なんというか悪魔というよりは悪魔に標的にされそうな感じである。 肉体的にも精神的にも弱そうだし、なにかかなり凹んでいるし、涙目だし、哀しみのオーラが漂っているし、周りの空気が3度くらい下がっている雰囲気だ。 彼、セキは降格して人間界に堕とされたのだ。 セキの頭の中では先ほど行われた天界でのやりとりが終わり無く壊れたラジオのように延々と流れ続けていた。 □■□■□ 「いったい何度目の失敗だと思っているのだ!!」 セキはビクリと肩を縮める。 今は、毎度のことあるたびに繰り返される説教の最中。 セキ、といえば仲間内で知らない者はいない。 そう、彼は所謂『オチコボレ』という奴なのだ。 それもオチコボレの中のオチコボレ。 セキはやらなければならない仕事の内容と真逆のことをしてしまったり、人を苦しめるはずが助けてしまったりするのだ。 「きゅ、90?ですかね?」 「サバを読むな!!これできっかし100回目だ!!」 目の前で怒鳴り散らすのでセキの髪が後方に煽られる。 クスクス、まぁたやったのかよ、さっすがオチコボレ中のオチコボレだよね、何やらせてもあいつじゃぁ成功しないさ、言えてるぅ〜♪、などと通り抜ける者たちの囁きや侮蔑の眼差しがセキに突き刺さる。 上司も上司、誰もが見ようと思わなくても見えるようなところで説教をしているのだ。 セキは心の奥でチリチリと何かが燻るような痛みを感じた。 もう慣れたと思ってたのに・・・。 「もういい!お前は人間界で不幸でも作っていろ!」 「それって、降格ってことですか?」 「はっ!そんなのも分からないのか?本当にお前はダメだな!どうせ降格した先でもろくに仕事なん かできないだろう、なんてったってお前は『オチコボレ』だからな!」 鼻で笑い見下したあと上司は去って行った。 □■□■□ 時は戻って今現在。 自分が『ダメ』なのも、『オチコボレ』なのも分かってる。 僕だって分かってるさ・・・。 しかし、今以上下の格があったとは驚きだなぁ。 下がるまで下がったと思ってたから・・・・。 でも!考え方によっちゃぁ不幸を作るって仕事も大事なはずだ! だって悪魔は不幸によって力を得るのだから。 いっぱい作れば作るほど良いはずだ! 多分・・・・・・。 |
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